石川県立歴史博物館にて「小原古邨 海をこえた花鳥の世界」が6/27まで開催中!

明治生まれ、金沢出身の古邨の花鳥版画が故郷にて初公開です。

植物や動物など身近なモチーフをテーマに、色彩豊かで緻密な描写が見どころ!

まるで水彩画みたいに繊細なのに木版画というから驚き!

雀を初め、オウムや燕、鷲など鳥たちがたくさん描かれていてなんとも愛らしい!鳥が好きだったのかな…。「戯れる子犬」は見ると笑みがこぼれます。
あと「踊る狐」も♡

版画で難しいと言われるぼかしの技術も素晴らしく、木目を生かしつつ表現された手法に注目です。

そして、古邨作品がなんとパテックの時計の文字盤に!七宝装飾の腕時計、貴重な現物が展示されていて必見です!

日本では近年まであまり名が知られていなかった古邨は海外では創作当時から高い人気を誇っていたそうです。
クリムトも古邨の作品を所有していたんだとか。

他、原安三郎コレクションから古邨の師である鈴木華邨に加えて渡辺省亭の作品などにも出会えます♪

展示数たくさんで見応え充分の企画展♪ギフトショップも品揃え豊富です。

建物は国の重要文化財で赤レンガ造。かつては陸軍兵器庫として使われていました。石川の歴史・文化を守り伝える建造物は一見の価値ありです!