御陣乗太鼓(石川県無形文化財指定)

ホテルで講演を見ましたが腹に響く太鼓が素晴らしく迫力がありました。

西暦1576年、越後の上杉謙信が、能登の七尾城を攻略して、その余勢をかって奥能登平定に駒を進め、名舟村へ押し寄せてきた。郷土防衛の一念に燃え立った村人達は、武器はないものの、樹の皮で仮面を作り、海藻を頭髪とし、太鼓を打ち鳴らしながら寝静まる上杉勢に夜襲をかけた。陣太鼓と奇怪きわまる怪物の夜襲に驚愕し、戦わずして退散したと伝えられているそうです。

御陣乗太鼓の発祥の地である石川県輪島市名舟町は、現在、世帯数約70戸の小さな小さな町。その中で約20名の打ち手が御陣乗太鼓の選手として活動していいるそうです。

名舟町の住人しか叩けないとは驚かされました。
残し続けてほしいですね。